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現役助産師の少なさ

助産師になるためには国家試験に通ったり看護師の資格が必要なことなど、決して簡単な道のりとはいえません。 産科医療機関で必要とされる助産師の数は、十分に足りているのでしょうか。

1950年代まで、日本では助産師にサポートしてもらいながら、妊婦さんの自宅で赤ちゃんを生むというスタイルが主流でした。このあとの時代になると、母体や胎児に特に問題がなく正常だと診断されても、出産は医療機関で行うものという認識がすっかり広まりました。

こうした変化により、助産師の人数は半数近くにまで減少したのです。 日本産婦人科医会が2006年に実施した調査によれば、国内であと6,700名の助産師が必要だということでした。 助産師の約80%は、診療所や病院などで働いていると日本助産師会が発表しています。

2006年のときに現役で助産師として働いている方の数は、25,775名だそうです。 国内にある分娩施設の数は6,473箇所ありますので、助産師が求められている人数は6,473×8の計算式で、51,784名と算出できます。

産科に勤務している助産師は、23,819名います。 足りていない助産師の人数は、51,784−23,819で27,965名と算出できます。 産科診療所のケースではどうなのでしょう。

現場が求めている助産師の人数は、日本中にある分娩施設は3,940ですから、3,940×8で31,520だとわかります。 産科診療所で足りていない助産師の人数は、産科で働いている助産師の人数が4,634名ですから、31,520−4,634という計算式により26,986名です。

医会が実施した調査によれば、助産師の充足率は26%だということです。 助産師の人数が4名以下のところは、1,090のうち805カ所なので、805÷1090で26%だと算出できます。 充足率は、助産師会のリサーチでは25.2%でした。 助産師の資格を保有している方で、勤務していない方の人数(潜在助産師)は、およそ26,000名とされています。

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